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きたみりゅうじ

きたみりゅうじ(キタミリュウジ)
もとは企業用システムの設計・開発、おまけに営業をなりわいとするなんでもありなプログラマ。
あまりになんでもありでほとほと疲れ果てたので、他社に転職。その会社も半年であっさりつぶれ、移籍先でウィンドウズのパッケージソフト開発に従事するという流浪生活を送る。

本業のかたわらウェブ上で連載していた4コマまんがをきっかけとして書籍のイラストや執筆を手がけることとなり、現在はフリーのライター&イラストレーターとして活動中。

遅筆ながらも自身のサイト上にて、4コマまんがは現在も連載中。




オフィシャルサイト

キタ印工房 (http://www.kitajirushi.jp/)

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2010年2月

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20100202 目の前には2つのファイル。中を開けばたくさんの壁紙サンプルが入ってます。

IC(インテリアコーディネーター)との打ち合わせ現場から持ち帰ってきたファイルでした。

片方が「クロスM」のファイル。もう片方が「クロスC」のファイル。
これがなにかというと、「今回選ぶことのできる壁紙のすべて」なんだとか。C、Mというのがグレードをあらわしていて、Mが標準で、Cの方を選ぶとちょっと高くなる。そんなファイルです。

ICさんの選ぶ壁紙がどうも気に入らなかったので…というか「あまりに趣味嗜好違いすぎる!」という感想しか抱けなかったので、じゃあなんに変えようかという話になって、このファイルが出てきたんです。

「これが全部ですか?」と聞いたら、「はい、すべてです」とにっこり答えたICさん。

じゃあ…ってんでカミさんと2人して見てみたんですが、どうも今ひとつなものばかり。それで、決めるに決めきれず、お願いして持ち帰ってきたわけなのでした。

ちょっとマジで欲しいんですけども!

20100201先日の競売物件を「あっはっはっはっ、なんか中途半端だし、あっはっはっはっ」と華麗にスルーして心の平穏を取り戻して数日。

今度は自宅裏のマンションが競売で出てました。
もう、もろに自宅裏。徒歩1分。すぐそこに見えてるそれ。あれ。

うわなにそれすごい欲しい。

ウチってけっこう駅から近いので、このマンションも駅近です。それでいてお値段は…とまで書いちゃうと自宅位置がバレバレになっちゃうのでそこは伏せますが、とにかくリーズナブル。市場価格のおよそ3分の1でございますのです。

職場と住居を分けるって意味だとこれは理想的なんじゃ…?とかなんとか思って、もう落ち着かない。すっげえ欲しい。すっげえすっげえ欲しいんですよ!

まあ、金がないわけですけどもね。

今自分の中で暴れ回ってる「買いたい!今札束が目の前にあったら間違いなく買いに走ってる!」という衝動を鑑みるに、コイツに金持たせちゃいけないな…と。間違いなく金持ちにはなれないタイプだな…と。

そんなことを思ったのでした。

「どうせなら」の選択肢

20100102先日見つけた競売物件が「中途半端」に思えたわけですが、じゃあどんなのが中途半端じゃないのかというと、イラストみたいな感じ。

徹底的に利便性重視で駅近のマンション。これがひとつ。
打ち合わせとかで編集さんに来てもらうのにも便利だし、マンションなら戸締まりも楽。コンシェルジュサービスとして宅配の受付や荷物の受け取りがあったり、ゴミ出しも24時間OKとか、「オフィス」を構える条件としては至れり尽くせりです。高層階だと、夏祭りの花火がベランダから見えたりするのも、なんかセレブっぽくてあこがれますよね。

一方で、思いっきり郊外(山奥とか海沿いとか)に行ってしまうのもひとつの手。
ウチから車で20~30分ほど行けば坪3~6万なんて土地も珍しくないので、200坪以上の広大な土地に、おっきなガレージとこぢんまりしたログハウス構えてですね。舗装面を大きくとって、そこにパイロン並べてバイクの練習場にしちゃったりとかするわけですよ。でかいガレージがあれば、バイクの複数台所有も楽勝。それだけじゃなく、木工用の工具買い込んできて作業場にすることだってできちゃいます。そうして、家具類を色々作れるように腕を磨くというのも楽しそう。
そして、考えがうまくまとまらない時なんかは庭でぼーっとするわけですね。山眺めたりして。
「アトリエ」と考えれば、これも実にまったくあこがれるスタイルです。可能性が大きく広がりそうな選択肢。

かつては別に仕事場を構えたりすると通信費がかさむことになってよろしくないと思っていましたが、電話役はケータイに任せて、インターネットはイーモバイルのPocketWiFiなどを持ち運ぶようにすれば(そして仕事場にはWiFiルータを置いてLANのゲートウェイとすれば)、特に無駄な通信費は必要ないし…。

でも新築でゲットできるマネーがミーにあるわけもないので、そんな虫のいい競売物件出てこないかなーなんて思いながら情報を漁るわけなのでした。

ちなみに、どっちかといえばアトリエ的な選択にあこがれます。ただ虫が。ログハウスにはムカデがつきものとか言われるとちょっと…。
あと山奥だと夜遅く作業してたりするのが、1人だと怖そうですよね。

競売情報に感じた微妙さは?

20100101昨年末に見つけた競売物件ですが、詳細PDFをじっくりねっとり見るほどに頭の中が冷めていってしまったので結局見に行ってません。

「住宅地のど真ん中すぎて」と書いたのが一番の理由で、仕事場とするには色々中途半端なように思えたからです。

駅まで歩けないことはないけど、歩くのが当然と言えるほどには近くない。
庭もあってせまいことはないけど、広いと言えるほどには広々してるわけでもない。

仕事場として手に入れる時には中庸である必要はなくて、もっとトンガッテてこそ意味があるように思えるので、これを手に入れたって満足することはないだろうなーと思えたのでした。

でもですね。本当の理由は別にもういっこあるのです。

実は、一番「やめよう」と思った理由って、室内の写真から受ける印象が「汚いな」というものだったからです。居住中の写真だったんですけど、乱雑な…という印象を、もう一歩だけ踏み出しちゃってるような感じの汚さで、『こうした部屋の持ち主が適切に処置して出てってくれるわけがない』と思えちゃうようなもの。
つまり落札後もめるのは目に見えすぎてる…と。

写真って大事だなーと思いました。うつりの善し悪しもありますけど、人間性が写されてしまうんだなーとか。

そんなわけでその物件は取りやめ。多少もめてもこれは欲しいぜ!って思える物件出てこないかなーと、懲りずにチラホラ競売情報を眺めてます。

現実逃避と競売情報と年の終わりとよいお年をと

20091202いよいよこれで2009年も終わりとなります。
今年は本当に不定期更新で…、特に夏頃から書き下ろしの仕事に追われはじめて、ずっとひきこもり状態で過ごすことになり、それから輪をかけて不定期更新な一年間でした。

なんとか年内にその山は越えることができたので、来年はもうちょっと定期的な更新ペースにできるといいなぁ、などと思っています。隔週更新とか、そんな感じの月2回ペースにしたいところ。

ひきこもり期間中に行ってた現実逃避のひとつに、「自宅近郊の競売情報に目を通す」というものがありました。今は千葉の新居にて職住一体なわけですけども、いいとこあればこれを分けるのもいいなぁと思うふしがいろいろありまして、それでちょこちょこ物件情報見たりするんですね。もちろん高くて買えないわけですが、それが競売物件だとかなり「買えちゃうかも」レベルの値段になってるので、見ててけっこう楽しいのです。あんまし入札もなくて、たいてい最低価格付近で落札できてるみたいだし。

…で、先日見つけたのが「ウチからも近くて駅から徒歩15分くらいの土地50坪床面積30坪前後な一戸建て」でございます。築10年ちょっと。

お値段なんと280万弱

…「買えちゃうかも」じゃなくて「買える」よねこれ。

…買っちゃおうかな。

見つけた時はもう大興奮ですよ。その後物件の詳細が記してあるPDFを見て、住所と外観、中の写真に目を通した結果あんまし買おうという気は失せたんですが(安いんだけど、あまりに住宅地のど真ん中すぎて、自分の用途にはあってると思えなくて、でも転売とかする気もないし…)、興味だけはすごく残っているので、お正月に散歩がてら物件を眺めてこようかなとか思っています。

それでは皆さま、よいお年を!

エレベータ待ってる間にトイレ見つけたからそこで絞りました

20091201ひっくり返されたお茶は、そのままだとこっちにも進出してきちゃうので、カミさんがティッシュを出してせき止めました。
この大騒ぎにより、後ろで寝かせてたムスコがグズリだしちゃったから、それを抱っこしてあやします。

しかしポケットティッシュごときではこのお茶すべてを処理するのは至難のわざ。カミさん的には、お茶をひっくりかえした張本人であるインテリアコーディネーター(以降IC)さんが、雑巾を持ってくるまでの時間稼ぎ…というつもりでいたことだろうと思います。

なんせここは、そのハウスメーカーのショールームなんですから。

しかしなにを思ったかICさん。「ああ、どうしましょどうしましょ」とオタオタするだけ。カミさんが必死に拭き取りはじめるや「ああ、助かった」という表情で見てるだけ。

「え? なんでほっとしてんのこの人」
ウチら、2人そろって目が点になりました。

しかし実はこの日って平日だったもんで、手早く打ち合わせを済ませて娘の幼稚園のお迎えに間に合わせる必要がありました。「もうなんかグダグダもめてる場合じゃないし」と割り切ったカミさん。さっさとカバンからタオル地の汗ふきタオルを取り出すや、それでグイグイ周囲を拭き取ることにしたのです。

これを見てICさん、「あ、どーもぉ」…と。

それから30分ぐらいが過ぎた頃でしょうか。長い打ち合わせが終わりました。
タオルはどうしたかというと、給湯室の場所もわかんないし、ICさんが片付けてくれるわけでもないしで、たっぷりお茶をふくみボタボタしずくがたれる状態のままです。それをムスコ用のオムツ袋であるビニール袋でくるんでカバンにつっこんで、私たちは家路につきました。

駐車場から車を出して、娘の幼稚園へと急ぐその道すがら。

「"どーもぉ"…じゃねーよな!」

どちらともなく、ほぼ同時にそんな言葉が飛び出しました。
この家づくりを通して、2人の呼吸がもっとも一致した瞬間って、多分この時じゃなかったかなぁと思います。

「あ」と思う

20091102やはりというかなんというか。
いくつ目かのファイルを広げようとして、ずいと目の前の山をインテリアコーディネーターさん(ICさん)が横にずらした時、それは起こりました。

机の上で書類に囲まれていたICさんの湯のみが、がしゃんこと倒れてしまったのです。
中のお茶にはほとんど口がつけられておらず、したがって周囲への破壊力はバツグン。

ただ、これは仕方ない。不注意によるミスなんかは誰にでもあることです。お茶をひっくり返すなんてのは、それこそ「まあよくあること」であります。

でも…この後にあったことは、あんま普通じゃないと思ったんですよね。
そう、この後に、ウチらにとっての「え? なにこの人」という出来事がまだ待ち受けていたのでありました。

ICさんはカタヅケラレネーゼ

20091101いざはじまったインテリアコーディネーターさん(以降ICさん)との打ち合わせ。
ほどなくして気がついたのは、
「この人、片付けできない人なんだ…!?」
というものでした。

インテリアの打ち合わせなので、壁紙見本とか、色んな資料が出てくるんです。
当然ウチの図面も並んでます。
そんな中、説明しながら次から次へと資料を広げていくICさんなのですが、本当に「次から次へと広げていく」だけなんですよね。広げるだけ、縮小はなし。

いつもなら広々していたはずの会議机があっという間に色んなファイルで埋まっていきます。

そして、広げた上にまた次の資料を広げ、目の前からどけた資料を「とりあえず他所に」と他の資料の上に置くので、机の上はどんどんどんどん無法状態に。もちろん検索性なんか皆無ですよ? 「さっきのアレは?」なんて質問をしようものなら、アチラコチラの地層探しがはじまります。当然あちこちへに飛び火して、思わぬところが崩落しまくり机から落ちまくり。

広げられる資料。積み上がる資料。そしてそれら資料に囲まれて…湯のみ大丈夫かなアレ。

これだけ乱雑な状態で、話が整理整頓されているはずもありません。
まいったなぁ。それが素直な気持ちでした。

インテリアコーディネーターさんとコンニチハ

20091002設計士さんたちのフェーズが終わり、いよいよインテリアコーディネーターさんとコンニチハする日がやってきました。

というわけで、紹介されたのは少し年配のママさんコーディネーター。物腰おだやかな、丁寧な感じの人です。

今後は基本的にこのインテリアコーディネーター(IC)さんとのみ打ち合わせを持つ形で進んでいくのだとか。

これまで営業さん&設計士さんタッグのもとで充実した打ち合わせを重ねてこれただけに、正直不安な気持ちがあることは否めません。
しかもこのICママさん。次々わかっていくのですが、えらいドジっ子ママさん…だったんですよね。

これは書かねばの見積り話

20091001そういえば大事な話を書いていませんでした。
見積りの話です。

ちょっとさかのぼった「設計士さんと家づくり」まっ只中で、こんな話がありました。
あれもこれもとりあえずつけておいて、予算超えるようなら後から削ればいいやとしていた事柄についてです。

結論から言うと、全部つけられることになりました。…というのもですね、こっちは営業さんのお手柄なのですがとイラスト参照。

間取りが固まって見積りを出し直そうとしたときに、普段は使わない別の見積り方法を発見したらしいのです。個々の部材を積み上げるのが従来の方式であるとすれば、それとは別の「坪単価でざっくり全体を計算して済ませちゃう方式」というのがあったのだとか。で、試しにそれで計算してみたら、予算変えなくて済んじゃった…と。

多分、標準仕様とか、それよりも安価な仕様に変えていれば逆に高くなる方式だったんでしょうが、床をタイルにしたりとかロフトまでの固定階段つけたりとかしてる我が家の場合は、「割引率が多少落ちる変わりに付け足したもの全部チャラ」くらいのインパクトがあったようで。

設計士さんには「よりよい間取りを」と苦心していただき、営業さんには「いかに予算内に落とし込むか」と苦心いただいた。
実にありがたいタッグに恵まれたものだなぁと思うひと幕があったのでした。